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習主席、イタリアで一帯一路アピール 伊は「双方向」強調

イタリアのロベルト・フィコ下院議長と握手する習近平国家主席=22日、ローマ(AP)
イタリアのロベルト・フィコ下院議長と握手する習近平国家主席=22日、ローマ(AP)

 【パリ=三井美奈】中国の習近平国家主席は22日、訪問先のローマで、イタリアのマッタレッラ大統領と会談した。共同記者会見で、習氏はアジアと欧州を結んだ古代シルクロードに言及し、「インフラや港湾整備、海上交通の分野で具体的な協力関係を築きたい」と訴えた。

 マッタレッラ大統領は「新たなシルクロードは双方向でなくてはならない」と述べ、中国のイタリアに対する一方的な投資、輸出攻勢にならないようクギを刺した。「中国市場の開放を目に見える形で実現」し、イタリア製品の輸出を促すよう求めた。

 習氏は23日、コンテ伊首相と会談し、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」で覚書を結ぶ。先進7カ国(G7)との締結は、イタリアが初めてとなる。同日、東欧の玄関口となるトリエステ港整備などの経済協力が打ち出される見通し。

 イタリアの対中接近には、低迷する経済再生への期待がかかる。ポピュリズム(大衆迎合主義)政権は貧困層支援などのバラマキ政策で財政再建が進まず、昨年の経済成長率はユーロ圏で最低だった。

 イタリアの覚書締結には、米国や欧州連合(EU)から懸念が出ているが、コンテ首相は「法的拘束力はない」と不満払拭に努めている。EUではこれまでに、債務国ポルトガルやギリシャ、旧共産圏の計13カ国が覚書を締結している。

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