PR

ニュース 国際

米がベネズエラ金属鉱山企業に制裁 マドゥロ政権の「生命線」

14日、ベネズエラ・カラカスでインタビューに応じるマドゥロ大統領(AP)
14日、ベネズエラ・カラカスでインタビューに応じるマドゥロ大統領(AP)

 【ワシントン=住井亨介】米財務省は19日、政情不安が続く南米ベネズエラの国営金属鉱山企業ミネルベンとその代表を独自制裁の対象に指定した。経済制裁などの影響で原油輸出が低迷する中、金の採掘・輸出を新たな資金源としてきた反米左翼マドゥロ政権にとって、同社は「権力維持の生命線」(同省)となっていた。

 今回の措置は、トランプ米大統領が昨年11月に署名した、ベネズエラの金輸出を標的とした制裁を発動する大統領令に基づくもの。

 財務省によると、金採掘は事業を管理する軍に収益が還元されて政権維持につながっているほか、外貨獲得の手段となっている。採掘は国会の承認を得ないで違法に行われており、水銀汚染などの環境汚染を引き起こしているという。

 ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は19日、ツイッターで「われわれはベネズエラ国民の陰で利を得ようとする試みを引き続き阻止する」と警告した。

 一方、英BBC放送(電子版)などによると、ベネズエラ産出の金の最大輸出先はトルコで、昨年は約9億ドル(約1千億円)相当が輸出された。エネルギー供給をイランに依存しているトルコは、国際的に規制されているイランへの銀行送金の代替手段として、輸入した金の一部を支払いに充てているという。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ