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NZの銃撃動画 FB「24時間で150万本削除」…それでも拡散

銃乱射事件の犯行現場となったモスク(イスラム教礼拝所)に実行犯が侵入する直前の映像。犯人自身が撮影し、ソーシャルメディアでライブ配信された=15日、ニュージーランド南島のクライストチャーチ(ロイター)
銃乱射事件の犯行現場となったモスク(イスラム教礼拝所)に実行犯が侵入する直前の映像。犯人自身が撮影し、ソーシャルメディアでライブ配信された=15日、ニュージーランド南島のクライストチャーチ(ロイター)

 【ニューヨーク=上塚真由】ニュージーランド南島クライストチャーチで15日に起きた銃乱射事件では、実行犯が撮影したとみられる銃撃動画がネット上で「生中継」され、瞬時に世界中に広まった。フェイスブック(FB)など大手IT各社は問題動画の削除を急いだが拡散は続いた。

 実行犯が自身のアカウントから銃撃動画を配信したFBは17日、声明で「発生から24時間以内に150万件を削除した」と発表。うち120万超はアップロードされる前に削除したという。だが、動画はネット上から消えず、ツイッターやユーチューブなどへ繰り返し転載された。

 過去の事件では類をみないほど拡散した理由の一つは、実行犯がネットの影響力を最大限に利用したためだ。犯行前に「8chan」と呼ばれる匿名の掲示板に事件予告と自身のFBのアカウントを公開。人種差別的な投稿内容などで問題視される同掲示板を通じて、動画を複製した人が増えたとみられる。

 FBは1万5千人以上の態勢で投稿内容の監視を行っているとされるが、同社の元セキュリティー責任者、アレックス・スタモス氏は「オンラインやテレビで危険な動画や文書があると喧伝(けんでん)され、多くの人が検索した」ことで拡散したとし、これを防ぐのはIT大手の対策では追いつかないのが現状とした。

 ソーシャルメディアが偽情報や過激思想を拡散させているとの指摘もある。FBなどは問題のアカウントを削除しているが、言論の自由との兼ね合いから、対応は一筋縄ではいかない。

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