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【朝鮮半島を読む】韓国軍事政権下の拷問捜査のルーツ

 朝鮮半島で19世紀中頃に布教活動をしていたフランス人宣教師らの書簡や資料から、当時の社会制度や慣習などをまとめたシャルル・ダレ著「朝鮮事情」(邦訳版)にも周牢の記述がある。

 「手慣れた執行人なら、骨をただ曲げるようにして押さえつけることができるが、経験の浅い初心者の場合は、骨は即座に折れ、血とともに骨髄が飛び出す」

 統治時代初期の朝鮮半島には、周牢は「笞刑(テヒョン)」と呼ばれる、むち打ちの刑とともに残っていたが、あまりにも残虐なため朝鮮総督府によって2つとも廃止されている。

 統治時代に日本留学経験がある韓国人小説家、金東仁(キム・ドンイン)の「笞刑」というタイトルの作品を以前、読んだことがある。1919年3月1日に韓国で起きた日本統治からの解放を求める「三・一独立運動」当時、金東仁は出版法違反で3カ月間監獄に収監されているが、作品は恐らくそのときの獄中記を描いたとみられる。笞刑が廃止されたのは翌1920年になってからで、19年当時は笞刑が残っていた。

 独立運動は朝鮮半島全域に広がり、地方の警察署や郡庁などが襲撃される騒乱状態にまで発展。逮捕された収監者でどの監獄もいっぱいで、夏になると内部は暑さで耐えられないほどだったようだ。

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