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3月末「危機」英国回避も 混迷深まる「問題先送り」

 EU側はメイ首相に「離脱撤回や2度目の国民投票実施など理由を明示する必要がある」(バルニエEU首席交渉官)と求めている。また、英国が5月に実施される欧州議会選を求められる可能性も消えていない。EUにとっては、同議会選を前に、英国が離脱に関して明確な意思を示すことが必須となる。

 たとえ離脱延期がEUに認められたとしても、離脱協定案について、フランスのマクロン大統領が「(EUと再び)交渉することはできない」とくぎを刺すなど、EU側の態度は硬く、譲歩を引き出すのは困難。また、離脱期日の延期後に下院が離脱協定案を承認する見通しも立っておらず、「合意なき離脱」への懸念はなお消えていない。

 混乱が長期化していることでメイ氏の求心力は低下し、今後、退陣論が強まる可能性もある。ただ、代わりに難局を打開できる指導者は見当たらず、混迷は危険水域に達している。

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