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金正男氏殺害 マレーシア検察、ベトナム人被告の起訴取り下げ要求を却下

14日、マレーシア・クアラルンプール近郊の高裁を出るドアン・ティ・フオン被告(右から2人目)(共同)
14日、マレーシア・クアラルンプール近郊の高裁を出るドアン・ティ・フオン被告(右から2人目)(共同)

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏が2017年2月にマレーシアの空港で殺害された事件で、実行犯として殺人罪に問われた、ベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告(30)の公判が14日、クアラルンプール近郊の高裁で開かれた。検察は冒頭、被告の弁護側から出されていた起訴取り下げ要求を退ける、司法長官の判断を伝えた。理由は開示しなかった。

 11日の前回公判では、検察側が突然、もう1人の実行犯として起訴していた、インドネシア国籍のシティ・アイシャさん(27)への殺人罪での起訴を取り下げた。このためドアン被告の弁護側も同様の措置を求めていた。

 弁護側は、同様の起訴内容ながらフオン被告の起訴が取り下げられなかったことに、「差別的だ」と法廷内で反発。だが、裁判長は公判の継続を決めた。出廷したフオン被告は、「気分が良くない。何が起きているかわからない。最近は寝れていない」と訴えた。

 裁判長は、フオン被告が「医師の診察が必要」として、この日に予定していた、フオン被告への尋問を次回4月1日の公判に延期するとした。

 フオン被告の扱いをめぐっては、ベトナムのロン法相が12日、マレーシアの司法長官に書簡で、起訴取り下げを要求するなど、マレーシアとベトナムの外交問題にも発展している。

 フオン被告は閉廷後、涙を流しながら、傍聴した在マレーシアのベトナム大使に「家族に祈ってくれるように伝えてください」と話した。

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