PR

ニュース 国際

英EU、離脱案「修正」合意 英採決なお不透明

11日、フランス・ストラスブールで報道陣の前でポーズを取るメイ英首相(左)とユンケル欧州委員長(AP)
11日、フランス・ストラスブールで報道陣の前でポーズを取るメイ英首相(左)とユンケル欧州委員長(AP)

 【ベルリン=宮下日出男】メイ英首相は11日、欧州連合(EU)離脱をめぐり、EUのユンケル欧州委員長とフランス東部ストラスブールの欧州議会で会談し、離脱協定案のうち、最大の懸案であるアイルランド国境管理問題に関する条項について「法的に拘束力を持つ修正」で合意したと明らかにした。

 英下院による合意案の採決を12日に控え、EUとの修正協議がぎりぎりで妥結した。ただ、EUが大幅譲歩を受け入れず、メイ氏が目指した修正には及ばない内容。1月の採決で反対した離脱強硬派の翻意を促して協定案を可決できるかはなお不透明だ。

 修正協議では、英領北アイルランドとアイルランド間で自由往来を保つ方策が見つからない場合に備えた「安全策」が焦点。英国では永続的に関税同盟から出られないとの懸念が強いため、合意ではあくまで一時的措置であると法的に保証することを重視した。

 両首脳は会談で、安全策を盛り込んだ離脱協定案に追加する法的文書と将来関係の大枠を定めた政治宣言を補完する声明に合意。EUが安全策を永続的に適用しようとすれば、規定された紛争処理手続きに従い英国が適用停止を要請できるほか、今後は安全策の代替措置の交渉に最善を尽くすことなどを確認した。

 メイ氏はユンケル氏との共同記者会見で、採決には英政府独自の宣言も加えるとし、「議員らが必要とした法的な変更を確保した。改善された合意を支持するときだ」と訴えた。EUは修正協議で離脱協定案の再交渉を一貫して拒否してきた。そのためユンケル氏は「これが可能な最善の解決策」と強調した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ