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被告のベトナム人の女に初尋問 金正男氏殺害公判

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(左から)ドアン・ティ・フオン被告、シティ・アイシャ被告(いずれもマレーシア警察提供)
(左から)ドアン・ティ・フオン被告、シティ・アイシャ被告(いずれもマレーシア警察提供)

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏がマレーシアで2017年2月に殺害された事件の公判が11日、首都クアラルンプール近郊の高裁で開かれ、殺人罪に問われた女2人のうち、ベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告に対する、初尋問を実施。ドアン被告は「いたずら番組に出演していたと思った」などと、殺意はなかったとする主張を繰り返している。

 起訴状などによると、ドアン被告は、インドネシア国籍のシティ・アイシャ被告とともに、17年2月13日、北朝鮮国籍の男4人と共謀し、クアラルンプール国際空港で、正男氏の顔に猛毒の神経剤VXを塗り、殺害したとされる。

 マレーシアでは重大事件の1審は高裁で行われる。事件は、北朝鮮の国家犯罪と疑われる一方、男4人は事件直後に帰国したとみられ、捜査は難航。弁護側は「ずさんな捜査だ。無罪を言い渡し、直ちに釈放すべきだ」と訴えている。

 一方、検察側は、正男氏の目の粘膜からVXが検出されたのは、腕の皮膚などと比べ毒物を吸収しやすいと知っていた2人が、意図的に目を狙ったため、などと主張してきた。

 マレーシアでは、殺人罪には死刑が適用される。ベトナムでは、「(ドアン被告は)利用されただけだ」として減刑を求める声があがるなど、北朝鮮への反感も高まり、ベトナム政府は北朝鮮へ断交も辞さない構えを見せた。

 だが、ベトナムの首都ハノイでは1日、米朝首脳再会談のために訪越していた金正恩氏が、最高指導者グエン・フー・チョン共産党書記長と会談するなど、北朝鮮との友好関係改善が進んでいる。

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