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【環球異見】カシミールめぐりすれ違う印パ 中国紙「南アジア安定へ協力と自制」

「問題国際化は協議への圧力」 ドーン(パキスタン)

 パキスタンは過激派によるテロをきっかけにしたインドとの衝突で、インド軍機の撃墜に踏み込んだ一方、拘束していた操縦士1人を解放し、身柄を引き渡した。パキスタンのカーン首相は、インドのモディ首相に対話を呼びかけたものの実現していない。パキスタンのメディアでは両国が核兵器を保有していることを強調し、外交交渉を求める声が相次いでいる。

 パキスタンの英字紙トリビューン(電子版)は6日、インドとパキスタンが「冷却期間を置く必要がある」とする論説記事を掲載した。記事では「ピークに達した2国間の緊張」がインド軍兵士の解放で緩和しているが、カシミール地方の停戦ラインでは軍が高いレベルの警戒態勢を敷いていることから「まだ予測不可能な状況だ」と訴えた。空軍力を使って武力行使に出た両国が核兵器を持っていることを強調し、核戦争への危機感を示した。

 また、米ソ対立で両国が関係を悪化させながらも対話を維持してきたことを挙げ、対話に応じないモディ氏の姿勢を「危険だ」と非難した。一般的な見方として、5月までにインドで実施される総選挙の前後までモディ氏のパキスタンに対する強硬的な姿勢は続くとの分析を示した。

 英字紙ザ・ニュース(電子版)は6日の記事で、パキスタンのカーン氏が常に地域協力を重視していることを念頭に置くべきだと主張。カーン氏がインドとの2国間協力について「地域の貧困を減らすための唯一の策」と訴えている過去の発言を紹介し、インド側に対話を求めるパキスタン政権を支持する姿勢を鮮明にした。

 また英字紙ドーンは5日の電子版の記事で、「カシミール問題の国際化はインドとパキスタンによる協議への国際的な圧力につながる」とし国際社会の関心を集める必要性を指摘した。国際的な圧力が問題解決に向けた協議の後押しになることを訴えた。(坂本一之)

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