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北朝鮮拉致問題で公開授業、埼玉・桶川西中

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授業で、拉致被害者家族の横田滋さん、早紀江さんのメッセージ動画を見る生徒ら=5日、埼玉県桶川市川田谷(大楽和範撮影)
授業で、拉致被害者家族の横田滋さん、早紀江さんのメッセージ動画を見る生徒ら=5日、埼玉県桶川市川田谷(大楽和範撮影)

 埼玉県の桶川市立桶川西中学校(相沢仁志校長)で5日、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん=拉致当時(13)=の両親のメッセージ動画を活用した公開授業が行われた。授業は3年生の社会科の一環で、同様の授業は全国で初めて。

 メッセージ動画は、平成26年にめぐみさんの両親の滋さん(86)と早紀江さん(83)が中学生向けに話したもので、内容は5分程度。

 滋さんはめぐみさんとの思い出と、聞いた話として拉致の状況を説明。早紀江さんは拉致後、残された家族の様子を語り、「北朝鮮は拉致被害者を全員帰してほしい。拉致は最低のことで、国を挙げて言わなければいけない」と訴えた。

 その後、グループに分かれて「めぐみさんから奪われたものは何か」を議論。「家族と過ごす時間」「自由」「未来」など多くの言葉が出された。次に3年生を対象にしたアンケート「これからの人生でやりたいこと」を発表。「趣味」「友達と遊ぶ」「家族と過ごす」などが上位に並んだ。生徒からは「『めぐみさんから奪われたこと』と『これからの人生でやりたいこと』が同じ」との声が上がった。

 生まれ年が平成16年の第2回日朝首脳会談と同じという女子生徒(14)は「めぐみさんの辛い生活を想像すると、鳥肌が立つ思いだった」と話した。

 胸に拉致被害者の救出を目指す「ブルーリボンバッジ」を付けて授業に臨んだ蝦名健吾教諭(31)は「めぐみさんが奪われたことと、人生でしたいことが同じであることを知ってもらい、拉致が人ごとではないことを分かってもらえたら」と述べた。

 動画を制作した北朝鮮に拉致された日本人を救出する埼玉の会(救う会埼玉)の竹本博光代表(61)は「生徒たちにとって身近な問題として考えさせていた。他の中学校でも広がればうれしい」と期待を込めた。

 同校によると、来年度以降も授業に取り入れていく予定。

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