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印パ高まる緊張 総選挙に軍部の存在感…双方が強硬姿勢

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28日、パキスタン南西部クエッタで、「パキスタン軍は前進する。国民はともにある」と書かれた横断幕を手に反インドのデモ行進に参加するパキスタン市民ら(AP)
28日、パキスタン南西部クエッタで、「パキスタン軍は前進する。国民はともにある」と書かれた横断幕を手に反インドのデモ行進に参加するパキスタン市民ら(AP)

 【ニューデリー=森浩】インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方で、空中戦にまで発展した軍事的緊張は収束の気配が見えない状況だ。総選挙を間近に控えるインドと、軍部が力を持つパキスタンは互いに強硬姿勢を維持する見通しで、国際社会が事態を注視する中、核武装国同士の摩擦はエスカレートする可能性をはらんでいる。

対話を「拒絶」

 「敵はインドを分断しようとしているが、インドは止まることはない」

 インドのモディ首相は28日の演説で名指しこそ避けたがパキスタンを批判。「いまこそ国が一丸となるべきだ」と語気を強めた。パキスタンのカーン首相は2月27日の演説で、「全ての戦争は判断の間違いで起こる」として対話を呼びかけたが、事実上拒絶した格好だ。

 インドは5月までに総選挙を控え、モディ氏率いる与党インド人民党(BJP)は苦戦も伝えられている。宿敵パキスタンへの弱腰姿勢は政権批判に直結しかねず、モディ氏は団結を呼びかけて政府への支持拡大につなげたい考えだ。

 一方、パキスタンではカーン氏が対話を呼びかけてはいるが、対印強硬路線で知られる軍部の発言力は無視できない。カーン政権としても単純な譲歩は困難な情勢だ。

国際社会も憂慮

 2月14日のテロ事件に端を発した対立では、双方がカシミール地方の実効支配線(停戦ライン)を越えて空爆を行い、ともに相手機を撃墜したと主張している。インドメディアによると、地上でも実効支配線間近で銃撃戦が散発的に続いているもようだ。

 インド側は27日夜、パキスタンが拘束しているインド軍パイロットの早期帰還を要求。パキスタン側が負傷した兵士の画像を公開したのは乱暴だとして「国際人道法に反する」と遺憾の意も表明した。

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