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楽観ムード一転…どよめいたメディア 米朝会談不調

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 拡大会合を行うためにホテル建物に入る際は、トランプ氏が金正恩氏の背中を手で押すように誘い、交渉の「主導権」を握るのは自分だ、と言わんばかりの雰囲気を周囲に醸し出した。

 午前9時45分、拡大会合の冒頭、両氏は机を挟んで向かい合い、再びカメラ前で言葉を交した。両氏とも手を机の上で組んで話したが、金正恩氏だけは、右手にかぶせた左手の親指をせわしなく動かしながら、落ち着かない様子だった。

狂い始めた日程…「決裂」情報

 金正恩氏は再び記者の問いかけに応じ、平壌への米連絡事務所設置に関する質問に、「歓迎すべきことだと思う」と述べた。会談に同席していた北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相が記者団に退席を促すなか、それを遮り質問に応じてみせた。人権問題の質問には答えなかったが、記者団には「私たちが十分な話を、もう少しする時間をもらいたい。私たちには1分も大事だ」と難しい交渉展開を示唆した。

 この拡大会合から、ほぼホワイトハウスの発表どおりに進んでいた日程が狂い始める。午前11時55分開始予定の昼食会が、なかなか始まらない。午後1時ごろ、国際メディアセンター内には「交渉決裂」の未確認情報が飛び交い始めた。

 その後に米側が、昼食会の中止と、午後4時に予定していた記者会見を同2時に繰り上げる変更を発表。メディアセンターでは、数百人の記者らが、蜂の巣をつついたように「合意失敗か」と報道を始めた。

 午後1時半、トランプ氏の専用車、そして金正恩氏の専用車が、相次いで慌ただしく会談会場を離れた。トランプ氏は宿泊先ホテルで会見を終え、予定より2時間以上早い同3時50分、専用機でハノイを離れた。

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