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イラン・ザリフ外相辞任 穏健派の退潮を象徴

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記者会見するイランのジャバド・ザリフ外相=2018年10月、トルコのイスタンブール(ロイター)
記者会見するイランのジャバド・ザリフ外相=2018年10月、トルコのイスタンブール(ロイター)

 イランのザリフ外相は25日、自身のインスタグラムで辞任を表明した。理由は明言していないが、ザリフ氏に対しては、2015年のイラン核合意からトランプ米政権が離脱して制裁を再発動させたことをめぐり、反米の強硬保守派から「外交失敗」を糾弾する声が強まっていた。米欧との関係改善を目指す穏健保守派のロウハニ政権の「顔」であるザリフ氏の辞任で、政権に対する強硬派の圧力はさらに強まるとみられる。

 ザリフ氏はインスタグラムに、「職務を継続できないことと、在任中の(成果の)不十分さを謝罪する」などと書き込んだ。

 ロイター通信などによると、ザリフ氏は、シリアのアサド大統領が25日にイランを訪問した際の一連の会談などに同席せず、一部では「外交舞台から外された」との観測も出ていた。

 米国で教育を受け、国連大使なども務めた国際派のザリフ氏は、13年に発足したロウハニ政権で外相に就任。イラン核開発問題をめぐる米欧などとの交渉を担い、15年には、核開発を大幅に制限する見返りに対イラン制裁を解除する核合意にこぎ着けた。国際的孤立からの脱却を掲げたロウハニ政権の代表的な人物だ。

 ただ、イランでは核合意以前から、強硬派を中心に、米欧に融和的な姿勢を「軟弱」だと非難する声も根強かった。

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