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変わらぬ過去志向の文在寅大統領 独立運動称賛

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「三・一独立運動」を再現(さいげん)した行進に参加した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(だいとうりょう)(中央左)=2018年3月1日、ソウル(共同)
「三・一独立運動」を再現(さいげん)した行進に参加した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(だいとうりょう)(中央左)=2018年3月1日、ソウル(共同)

 【ソウル=名村隆寛】日本の朝鮮半島統治に対する「三・一独立運動」から100周年の記念日を前に、「独立運動称賛」を強調した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、「親日清算」をも訴え、悪化を続ける日韓関係の現実からは目を背けている。

 文氏は26日の閣議を、最も尊敬する人物という独立活動家、金九(キム・グ)の記念館で特別に招集し、その意義を強調した。金九は旧日本軍中尉を惨殺し投獄されたが脱獄し、三・一運動直後に上海で亡命政府「大韓民国臨時政府」に参画した。

 今年は臨時政府の設立(4月11日)から100年でもある。文氏はこの日、金九に加え、安重根(アン・ジュングン)や尹奉吉(ユン・ボンギル)の墓も参拝。いずれも伊藤博文初代首相ら日本の要人を暗殺した人物だ。日本がテロリストとみなす3人だが、韓国では英雄とされている。文氏は大統領として率先し、先人による「抗日」をたたえたかたちだ。

 いわゆる徴用工訴訟で日本企業に賠償を命じた韓国最高裁の判決、日韓合意に基づく元慰安婦のための財団の一方的解散、海上自衛隊機へのレーダー照射、韓国国会議長による「天皇謝罪発言」など、近年の日韓関係悪化の発端はいずれも韓国側から出たものだ。

 25日には康京和(カン・ギョンファ)外相が国連人権理事会での演説で、日韓が解決で合意した慰安婦問題に対し、未解決との認識を改めて示した。文氏をはじめ「未来志向」の日韓関係を呼びかける韓国だが、独立運動記念日の直前とはいえ、ひたすら「過去志向」を強めている。

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