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離脱協定案採決「3月12日までに」 英メイ首相、月内を断念

会談するメイ英首相とEUのトゥスク大統領=24日、エジプトのシャルム・エル・シェイク(ロイター)
会談するメイ英首相とEUのトゥスク大統領=24日、エジプトのシャルム・エル・シェイク(ロイター)

 【ロンドン=岡部伸、ベルリン=宮下日出男】メイ英首相は24日、欧州連合(EU)からの離脱協定案をめぐる下院採決を月内は断念し、3月12日までに行う方針を表明した。メイ氏は当初、今月26日までに修正案の取りまとめを目指していたが、EU側との協議にさらに時間が必要だと判断した。メイ氏が離脱期日を最長で2カ月延長する案を検討しているとの報道も出る中、EU側と瀬戸際の修正協議が続いている。

 メイ氏は24日、EUのトゥスク大統領と訪問先のエジプトで会談。双方は、経済や安全保障に混乱をもたらしかねない「合意なき離脱」の回避に向け対応を検討しているが、トゥスク氏は、英国側が3月21~22日のEU首脳会議までに下院の過半数の支持を確保することが不可欠だと伝えた。

 一方、ラッド雇用・年金相ら3閣僚は今月23日付の英紙デーリー・メールに連名で寄稿し、週内に打開策が見いだせなければ離脱の延期が必要だと訴えた。閣僚が離脱延期を公式に訴えたのは初めて。BBC放送によると、保守党議員十数人が、政府が「合意なき離脱」に進むなら、抗議のために辞任すると警告する動きも顕在化している。

 メイ氏はEU側と「建設的」な話し合いができていると主張。ただ、英紙サンデー・テレグラフは24日、3月12日までに国内で離脱案の承認を得られなければ、EUに2カ月程度の離脱延期を申し入れることを含む複数の案が、英政府内で回覧されたと伝えた。

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