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金正恩氏が専用列車を選んだわけ…

 昨年の南北首脳会談で韓国の高速鉄道に強い関心を示した金正恩氏が、発展した中国南部の街並みを車窓から眺めたいという個人的な願望をかなえるためとも考えられる。金正恩氏が路線の一部だけ乗車する可能性はあるものの、幹部ら随行員に中国の車窓を見せ付け、経済建設の必要性を理解させる効果はある。

 さらには「北朝鮮側一行は既にハノイに向けて出発しており、後戻りできない」とトランプ氏に圧力をかける計算も読み取れる。

 ハノイでは、米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表と北朝鮮国務委員会の金革哲(ヒョクチョル)対米特別代表らが21日から首脳会談の議題をすり合わせる実務者協議を続けている。だが、ビーガン氏は今月上旬の平壌での協議では、非核化措置や見返りとなる「相応の措置」をめぐる意見の隔たりが埋まらなかったことを認めており、協議は会談直前までもつれ込むとみられている。

 金正恩氏が既に移動を始めたとすれば、金革哲氏が経過を報告し、指示を仰ぐのが難しくなる。実務担当者間の協議ではなく、トランプ氏自身の決断に期待を託してきた金正恩氏が、トップの判断が必要な議題は「会談本番で決めよう」とトランプ氏にメッセージを発信したともいえそうだ。

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