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亡命説の大使代理、北が娘を本国連行 イタリアで広がる批判

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 【ソウル=桜井紀雄】昨年11月から行方不明となっている北朝鮮のチョ・ソンギル前駐イタリア大使代理の10代の娘が北朝鮮に帰国させられていたことが分かった。イタリア外務省が20日、発表した。高校生とされる娘はチョ夫妻の失踪直後、北朝鮮当局によって強制的に本国に連れ戻されたとみられており、イタリアで北朝鮮への批判が広がっている。

 伊外務省は声明で、北朝鮮側は昨年12月、チョ夫妻が11月10日に大使館を去り、娘は11月14日に北朝鮮に戻ったと通知してきたと発表した。娘が祖父母と過ごすため、帰国を希望し、大使館の女性職員が同行したとの説明だったという。

 韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英公使も19日、ソウルでの記者会見で、北朝鮮はチョ夫妻の異変を察知するとすぐに娘に外交官を付けて帰国させたと確認されたと明らかにしていた。チョ氏に韓国亡命を呼び掛けてきたが、娘に危害が及ぶ恐れがあり、「韓国に来いとは言えなくなった」と語った。

 伊外務省高官は「娘が世界最悪の政権の一つに拷問されている恐れがある」と懸念を示し、関係者が責任を負うべきだと強調した。政界や人権団体からも憂慮する声が上がっている。チョ夫妻は伊当局の保護下にあるか、欧米の第三国に亡命したとの見方がある。

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