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拉致被害者家族会・救う会 金正恩氏へのメッセージ全文

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会議の冒頭、発言する飯塚繁雄さん(中央)=17日午前、東京都港区(桐原正道撮影)
会議の冒頭、発言する飯塚繁雄さん(中央)=17日午前、東京都港区(桐原正道撮影)

 北朝鮮による拉致被害者家族会と拉致問題の解決に取り組む「救う会」は17日、初めて金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対する直接のメッセージを発表。メッセージには、家族会代表で田口八重子さん(63)=(22)=の兄、飯塚繁雄さん(80)と、救う会の西岡力会長が直筆の署名を記した。全文は以下の通り。

     ◇

家族会・救う会の北朝鮮指導者へのメッセージ

「全拉致被害者の即時一括帰国を決断していただきたい」

 私たちは1997年以来、拉致された日本人被害者を救出するための国民運動を進めてきた家族会と救う会です。家族会は拉致被害者の両親や兄弟、子弟などの組織です。救う会はそれを支える国民有志の組織です。

 私たちの活動の目的はただ一つ、全拉致被害者の帰国です。それ以外、何も求めていません。愛する肉親に数十年も会えず、ひたすら帰りを待ち続けている親兄弟の張り裂けるような胸のうちをぜひご想像ください。

 昨年、金正恩委員長は活発な首脳外交を展開されました。残念ながら日本との首脳会談は実現しませんでしたが、6月の米朝首脳会談ではトランプ米大統領から安倍晋三首相の拉致問題に関するメッセージをお聞きになったはずです。

 安倍首相は「最も重要な拉致問題の解決に向けて、相互不信の殻を破り、次は私自身が金正恩委員長と直接向き合い、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動いたします。北朝鮮との不幸な過去を清算し、国交正常化を目指します。」と本年1月28日の施政方針演説で述べました。

 全拉致被害者の即時一括帰国が実現するのであれば、私たちは帰ってきた拉致被害者から秘密を聞き出して国交正常化に反対する意志はありません。

 強調いたしますが、家族会は拉致被害者と静かな日常生活を送ることを切望していますし、救う会もその実現を日本政府に求めるだけです。

 私たちは、ここで金正恩委員長に「全拉致被害者の即時一括帰国を決断していただきたい」と強く訴えます。

金正恩国務委員長 殿

2019年2月17日 東京

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 代表 

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会 会長 

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