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米主導の中東会議開催 イラン包囲網目指すも欧州と溝

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記者会見で握手するポンペオ米国務長官(左)とポーランドのチャプトウィチ外相=12日、ワルシャワ(ロイター)
記者会見で握手するポンペオ米国務長官(左)とポーランドのチャプトウィチ外相=12日、ワルシャワ(ロイター)

 【ベルリン=宮下日出男】中東安定化に向けて米国が主導する国際会議が14日まで2日間、ポーランドの首都ワルシャワで開かれた。米国としてはアラブ諸国など関係国をまとめ上げて、イランへの包囲網を構築するのが狙い。だが、イラン核合意をめぐって対立する欧州の主要国が閣僚派遣を見送り、双方の溝が浮き彫りになった。

 会議はポーランドとの共催。約60カ国の閣僚や高官が加わり、米国からペンス副大統領とポンペオ国務長官らが出席した。アラブ諸国のほか、イスラエルのネタニヤフ首相も参加した。

 「中東の安全と繁栄の将来の促進」を掲げる会議の議題は中東和平やシリア情勢など幅広く、米国のシリア撤収も議論。現地報道によると、ポンペオ氏は14日の討議前、「イランとの対峙(たいじ)なしに中東の平和と安定は達成できない」と語り、会議中の演説で「米国は新たな協力の時代を求める」と参加者に呼びかけた。

 ネタニヤフ氏は「イランという共通の脅威に対する結束について話し合う」と強調。13日にはオマーンのアラウィ外務担当相とも会談し、湾岸アラブ諸国と関係強化を図る動きをうかがわせた。

 一方、欧州の主要国では英国のハント外相がイエメン内戦の議論を目的に参加したが、独仏は閣僚を送らず、欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表も欠席した。欧州は米国が離脱した核合意の存続を目指しており、「反イラン連合」(米メディア)に加わったとみられ、イランを刺激するのを避けたとみられる。

 会議にはロシアやトルコも代表団を送らなかった。招待されなかったイランのザリフ外相は会議について「根拠のない妄想を追い求めており、開幕の前から失敗している」と批判した。

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