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金正男氏殺害から2年 北朝鮮の対外関係回復進む

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金正男氏
金正男氏

 【シンガポール=吉村英輝】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏が2017年2月にマレーシアのクアラルンプール国際空港で殺害されてから、13日で2年となった。実行犯として殺人罪に問われている女2被告の公判は長期化。一方、米朝首脳会談の開催地となったベトナムなどでは、一時悪化した北朝鮮との関係が回復に向かうなど、事件が北朝鮮に与えた悪影響は薄れている。

 起訴状などによると、ベトナム国籍のドアン・ティ・フオンとインドネシア国籍のシティ・アイシャの両被告は17年2月13日、北朝鮮国籍の男4人と共謀し、正男氏の顔に猛毒の神経剤VXを塗り、殺害したとされる。

 ただ、男4人は逃亡しており、全容解明は困難なまま。両被告は「いたずら動画への出演だと思っていた」と無罪を主張。昨年8月に高裁で始まった公判は、弁護側が求める証拠物の提示を検察側が拒否するなど、停滞が続いている。

 マレーシアでは、殺人罪には死刑が適用される。ベトナムでは、「(ドアン被告は)利用されただけだ」として減刑を求める声があがる一方、北朝鮮への反感の世論も高まり、ベトナム政府は北朝鮮へ断交も辞さない構えを見せた。

 こうした中、韓国メディアは昨年12月、ベトナム人女性を事件に巻き込んだことについて、北朝鮮がベトナムに「非公式謝罪した」と伝えた。

 北朝鮮はマレーシアに圧力をかけて正男氏の遺体の引き渡しを受けながら、遺体を正男氏とも認めず、国家ぐるみの毒殺説についても「言いがかりだ」と全面否定を続けている。

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