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「北朝鮮、全面核放棄の可能性低い」インド太平洋軍司令官

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2017年4月、北朝鮮が発射した弾道ミサイル「火星12」(朝鮮中央通信・AP)
2017年4月、北朝鮮が発射した弾道ミサイル「火星12」(朝鮮中央通信・AP)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米インド太平洋軍のデービッドソン司令官は12日、上院軍事委員会の公聴会で証言し、「北朝鮮が保有核兵器や核製造能力を全面放棄する可能性は低い」との見方を明らかにした。エイブラムス在韓米軍司令官も同委員会で、北朝鮮が「完全非核化」を表明した昨年6月の史上初の米朝首脳会談以降、非核化の意思を示す証拠を一切提示していないと指摘した。

 コーツ国家情報長官も先月、同様の分析評価を上院情報特別委員会の公聴会で述べており、トランプ大統領が27、28両日に予定される2度目の米朝首脳会談に関し楽観的な見通しを強調するのとは裏腹に、米軍や情報機関は北朝鮮の非核化に引き続き懐疑的であることが改めて鮮明となった。

 デービッドソン氏は委員会に事前提出した書面で、北朝鮮の全面非核化に悲観的な立場を示す一方、「北朝鮮は米国や国際社会の譲歩と引き換えに部分的な非核化に応じる方向で交渉を図っている」と指摘した。

 デービッドソン氏はまた、北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射を停止し、豊渓里(プンゲリ)の核実験場の坑道を爆破するなどの措置をとったことで米朝の緊張は緩和されたとしつつ、一連の措置は「原状回復が可能」で、「非核化に向けた意味ある進展には、さらなる措置が必要だ」と訴えた。

 一方、米スタンフォード大の国際安全保障協力センターは12日、史上初の米朝首脳会談を受けて米朝の非核化協議が進められた2018年も北朝鮮が核燃料の製造を継続し、核兵器5~7個分に相当するプルトニウムや高濃縮ウランを生産した可能性があると発表した。これにより、北朝鮮が保有する核兵器は、17年の30個(推定)から35~37個(同)に増えた可能性があるとしている。

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