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米与野党、メキシコ国境に「障壁」で合意 トランプ氏承認が焦点

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 【ワシントン=黒瀬悦成】米主要メディアは11日、メキシコ国境での壁建設問題の完全決着に向けて話し合いを進めてきた米与野党の協議委員会が、政府機関再閉鎖の回避に向け「原則合意」に達したと報じた。トランプ大統領が求める57億ドル(約6300億円)の壁建設費の予算計上は盛り込まれず、代わりに何らかの障壁を建てる費用として13億7千万ドルを認めるとした。

 現在のつなぎ予算が切れる15日までに正式合意に至れば、政府機関の再閉鎖は回避されるが、トランプ氏が合意内容を受け入れるかは定かでない。同氏が合意を不服とすれば、国家非常事態宣言などの大統領権限を行使し、議会の承認なしに未執行予算から壁建設費を確保する可能性も残されている。

 協議委員会は、トランプ氏と民主党指導部が先月25日、壁建設問題の対立で35日間にわたり閉鎖されていた連邦政府機関の再開で合意したのを受け、妥協点を探っていた。

 一方、トランプ氏は11日夜、メキシコと国境を接する南部テキサス州エルパソで今年初の支持者集会を開いた。来年の大統領選での再選をにらみ、内政分野での最重要懸案に位置づけるメキシコ国境での壁建設の重要性を強調した。

 次期大統領選への出馬が取り沙汰される民主党のベト・オローク前下院議員(46)もこの日、自身の地元であるエルパソでほぼ同じ時刻に集会を開いてトランプ氏への対抗姿勢を鮮明にするなど、大統領選の前哨戦が早くも本格化しつつある。

 トランプ氏は、「壁を完成させろ」と書かれた横断幕の前で「不法移民は全ての米国人に被害をもたらす」と述べた上で、「壁の建設を含む適切な国境警備」を導入する必要性を訴えた。

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