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イラン革命から40年 賛否鮮明、臆せず政権批判も

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ホメイニ師の遺体が安置されたホメイニ廟。信徒が静かに祈りをささげていた=8日、テヘラン郊外(佐藤貴生撮影)
ホメイニ師の遺体が安置されたホメイニ廟。信徒が静かに祈りをささげていた=8日、テヘラン郊外(佐藤貴生撮影)

 イスラム教シーア派の法学者が権力を掌握したイラン革命から、11日で40年となる。首都テヘランには革命の立役者ホメイニ師の写真が飾られ、体制を支持する人々からは称賛の声が聞かれた。一方で、トランプ米政権の核合意破棄と経済制裁再開で困窮に拍車がかかる中、政権批判を展開する人も少なくない。賛否はともに鮮明で、国民を二分する溝が深まっていることをうかがわせた。

 テヘランの大通りには、ホメイニ師や2代目の現最高指導者、ハメネイ師の写真や肖像画があふれている。「神が守る国に敗北はない」といったスローガンを掲げた横断幕やイラン国旗も至る所で目につく。

 しかし、革命記念日を祝うムードは感じられない。イランでは昨年、通貨リアルの価値が対ドルで半分以下に急落。官庁街近くの通りにはヤミ両替の男性がずらりと並び、数メートル歩くたびに「チェンジマネー?」と次々に声をかけられた。100ドル札と引き換えにホメイニ師の肖像をあしらった10万リアル札を百枚以上、輪ゴムで束ねて手渡す姿も見られた。

 「あらゆるものが1年以内に3倍は値上がりした」と多くの人がいう。ファルハドさん(40)は本業の車のパーツ販売だけでは妻子を食べさせられず、ヤミ両替にいそしむ。「政府は40年前の出来事を革命だというが、実体は体制への攻撃であり、国家を侵略したのだ。自由な国になるよう願っている」と話した。

 米の制裁は病気を抱える人にも打撃を与えている。薬局店経営のメヘルザドさん(34)によると、制裁で薬品の輸入量が減り、客足も途絶えた。「欧米企業が制裁に抵触するのを恐れているのだろう。特に、がん関連の薬は在庫が底を尽き、密輸業者が出始めているようだ」という。

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