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イラン革命から40年 賛否鮮明、臆せず政権批判も

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 一方、革命に関わる場所で話を聞くと、政府を賛美する声で埋め尽くされた。

 テヘラン郊外の広大な墓地には、「殉教者」と刻まれた墓碑が延々と並ぶ。そこで会ったじゅうたん職人のアクバルさん(53)は「現在の国家の誇りや強(きょう)靱(じん)さ、治安のよさは殉教者がもたらした。彼らがいなかったら現在のイランは存在しない。私は体制を完全に支持する」と話した。

 殉教者とは革命前の反王制デモやそれに続くイラン・イラク戦争、最近ではシリア内戦に加わって命を落とした人々をさす。アクバルさんの兄もイラクとの戦争で戦死したという。この40年間がイランにとって激動の連続だったことを実感させる。

 殉教者を悼みにきた20代の大学生は、「米の制裁のためにイランは自助努力を重ね、何でも自ら製造しつつある」と述べ、制裁が国家の独立性を高める方向に作用していると訴えた。

 シリアやレバノンなど周辺国への影響力維持を狙っているとされるイラン。しかし、国内は団結とはほど遠く、経済を中心に混乱が一段と深まる公算が大きい。革命から40年という節目の今年も波乱含みで推移することは確実だ。(テヘラン 佐藤貴生)

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