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世銀総裁候補にマルパス氏 対中強硬派の米財務次官

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6日、米ホワイトハウスのイベントに出席したデービッド・マルパス米財務次官(AP)
6日、米ホワイトハウスのイベントに出席したデービッド・マルパス米財務次官(AP)

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は6日、世界銀行の次期総裁候補にデービッド・マルパス米財務次官を指名したと発表した。世銀の総裁ポストは米国の「指定席」とされる。トランプ米政権は、世銀の対中国融資が優遇され過ぎていると問題視しており、マルパス氏が就任すれば、米政府の意向が反映される形で世銀の運営に影響する可能性がある。

 トランプ氏はホワイトハウスでマルパス氏の指名を発表し、「彼は(世銀の)融資が、極度の貧困地域を含む本当に支援を必要とする案件に集中するよう奮闘してきた」と述べた。

 マルパス氏は2017年に国際問題担当の財務次官に就任。これまでも米政府の立場から世銀の運営に関与してきた経験がある。トランプ政権は中国が世銀内で「途上国」として扱われ、開発融資の規模が維持されていることに疑問を呈してきた。

 マルパス氏は昨年の米議会証言で、中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」について「(対象国が)しばしば過度の債務と質の悪いプロジェクトにさらされている」と指摘。そのうえで「貸し倒れを起こせば、その国々の資産を中国が支配しかねない」と強い懸念を示していた。

 世銀のキム前総裁は2月1日付で辞任していた。世銀は次期総裁の推薦を3月14日まで受け付け、4月までの正式決定を目指す。

 総裁の選出には最大出資国である米国の意向が強く働き、これまで米国が総裁ポストを独占してきた。米政府内ではムニューシン財務長官らが中心となり、後任候補の選定作業が進められていた。

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