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【一般教書】トランプ氏「社会主義」批判

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トランプ米大統領の一般教書演説を聞いて憮然とした表情のサンダース上院議員=5日、ワシントン(ロイター)
トランプ米大統領の一般教書演説を聞いて憮然とした表情のサンダース上院議員=5日、ワシントン(ロイター)

 【ワシントン=黒瀬悦成】「米国に社会主義を導入しようという声が上がっていることを警戒している」

 トランプ大統領の一般教書演説でベネズエラ情勢に言及した際、「社会主義が南米で最も裕福だった国を悲惨な貧困と絶望に陥れた」と指摘した上で、米国でも民主党勢力の間で「社会主義」に親近感を寄せる左派リベラル系の政治家が増えていることを間接的に批判した。

 トランプ氏は「米国は、(社会主義体制のような)政府の抑圧や支配、管理ではなく、自由と独立の上に成り立っている。私たちは生まれながらにして自由であり、その後も自由であり続ける」と述べた上で、「米国は決して社会主義国にはならない」と訴えると、与野党の議員の間から大きな拍手が起きた。

 ただ、トランプ氏の背後にいたペロシ下院議長が座りながら拍手をした一方、2016年大統領選の民主党候補指名争いで「民主社会主義者」を標榜(ひょうぼう)し、クリントン元国務長官に本選進出を阻まれたサンダース上院議員(77)は、拳を口に当てて憮然(ぶぜん)とした表情でトランプ氏の発言を聞いていた。

 民主党では、来年の大統領選に出馬を表明したカマラ・ハリス(54)、キルステン・ジルブランド(52)、コリー・ブッカー(49)上院議員らが高齢者向けの公的医療保険を全国民に広げる「メディケア・フォー・オール」の導入を提唱。また、エリザベス・ウォーレン上院議員(69)は超富裕層の資産を標的とした「富裕税」の導入に言及するなど、「大きな政府」志向の急進左派的な公約を主張する「大統領候補」が目立ち始めている。

 トランプ氏の発言は、こうした傾向に対する有権者の危機感をあおり、大統領選で自身の再選に有利な状況を作り出す狙いも込められているとみられる。

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