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文在寅氏の腹心知事に実刑判決 韓国大統領選で世論操作

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逮捕状審査を受けるためソウル中央地裁に出頭したときの韓国の金慶洙氏(共同)
逮捕状審査を受けるためソウル中央地裁に出頭したときの韓国の金慶洙氏(共同)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国与党「共に民主党」元党員の男らと共謀し、2017年の大統領選などでインターネット上の世論操作を行ったとして、業務妨害などの罪に問われた慶尚南道(キョンサンナムド)知事の金慶洙(キム・ギョンス)被告(51)に対し、ソウル中央地裁は30日、懲役2年(求刑懲役5年)の実刑判決を言い渡した。金被告は法廷で拘束された。

 金被告は、大統領選で文在寅(ムン・ジェイン)大統領の陣営幹部を務めた文氏の最側近だけに、与党や政権にも打撃となりそうだ。刑が確定すれば、知事を失職する。

 地裁は、金被告が昨年6月の統一地方選で自身の選挙を支援する見返りに元党員側に仙台総領事ポストを提案したとして、公職選挙法違反罪でも懲役10月、執行猶予2年を言い渡した。

 元党員は「ドゥルキング」と称し、不正ソフトを使ってネット上の記事への共感を示すクリック数を水増しするといった手口で世論操作したとされる。

 金被告は一貫して無罪を主張してきたが、地裁は「ソフトの実演を見て(世論操作を)承認または同意した」として犯行に加担したとの判断を示した。

 地裁は元党員に懲役3年6月などを言い渡した。

 金被告は判決後、「真実を無視した判決は到底、納得できない。真実に向けた長い争いがまた始まる」と弁護人を通じて表明し、控訴審で争う姿勢を示した。

 政府から独立して事件を捜査する特別検察官が昨年8月に金被告を在宅起訴した。

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