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メイ英首相、代替案提示へ 3月末離脱の延期求める動議も

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英EU離脱で想定される主な流れ
英EU離脱で想定される主な流れ

 【ロンドン=岡部伸】英国のメイ首相は21日、欧州連合(EU)と合意した離脱協定案が英下院で15日に否決されたことを受け、代替案を英議会に示す。代替案の採決は下院で29日に行われる見通し。議会では、代替案の否決に備えて3月29日の離脱日の延期を求める動きも出ている。

 英BBC放送などによると、複数の与野党議員が代替案の否決を見据えて「3月末の離脱を延期」との動議を出す準備を進めているという。EU内では、代替案も否決されれば世界経済に混乱をもたらす「合意なき離脱」の恐れが高まるため、離脱日の延期を容認する意見も出ている。

 英紙サンデー・タイムズは、アイルランドとの国境問題をめぐって英国がEU関税同盟に残留するとの条項(安全策)を離脱案から取り除くため、メイ氏がアイルランドとの2国間交渉を検討していると伝えた。

 ただ、EU側は交渉に応じない姿勢で、離脱日を延期しても、与野党議員の批判が集中する安全策の解決につながるかは不透明だ。

 代替案で与野党の理解を得られる中身を示すことができなければ、再び否決される可能性が高い。

 合意なき離脱に関しては、英最大野党の労働党のコービン党首が反対姿勢を強めている。コービン氏は、合意なき離脱の可能性を排除しないメイ氏に反発し、呼びかけられた協議を拒否してきた。一方、メイ政権内の強硬離脱派には、混乱を回避したいEUに対する「交渉カード」になるとの声もある。

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