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メイ首相「今後も離脱案で」 市民に「国民不在」の声

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EU離脱に反対するデモ参加者=15日、ロンドン(AP)
EU離脱に反対するデモ参加者=15日、ロンドン(AP)

 【ロンドン=岡部伸】「不信任案を受けて立つ。否決する自信がある。今後も離脱案でEUからの離脱を進める」。英下院が、英政府と欧州連合(EU)が合意したEU離脱案を230票の大差で否決した15日夜、メイ首相は強気な言葉を並べたが、その顔は青ざめ、想定外の大敗によるショックを隠せなかった。

 議場に「賛成202票、反対432票」とアナウンスが流れると、離脱案に反対した議員から「ウォー」と歓声が上がった。予想を上回る大差で否決されたことで「メイ氏の離脱案は死んだ」(強硬離脱派のジョンソン元外相)からだ。

 最大野党・労働党のコービン党首は「今こそ政府の不適格性を議会で審判すべきだ」と内閣不信任案を提出。与党・保守党から造反した議員が118人に上ったこともあり、メイ氏の求心力の低下が懸念されたが、同氏は15日夜、報道官を通じて「辞任するつもりはない」と表明した。

 与党・保守党では「EUと再交渉してより良い離脱案を作り直す大きな課題がメイ氏に与えられた」とEU側の譲歩を期待して政権を支持する声が上がる。閣外協力する英領北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)も、離脱案の採決では反対に回ったが、不信任案ではメイ氏を支持する見通しだ。

 メイ氏は議会に21日を期限とする「3開会日以内」に離脱案の代替案を示さねばならない。メイ氏は「政府は国民の公僕」として国民投票で決まった離脱をやり抜く姿勢をみせてきた。「歴史的敗北」を喫した大差の否決後は報道官を通じて「3日以内に声明を発表する」と述べており、今後の動向が注目される。

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