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【環球異見】金正恩氏が4度目訪中 中国紙「朝鮮半島の安定・平和占う鍵」 韓国紙「『北朝鮮カード』みせ中国にも利点」

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ニューヨーク・タイムズ(米国) 貿易戦争決着求める中国のサイン

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは9日、米国との非核化交渉が行き詰まる中で実現した金正恩氏の訪中は「中朝の親密ぶりを印象付けた」とし、対トランプ米政権で一致する両国の蜜月関係を警戒した。

 同紙は、ロンドン大東洋アフリカ研究所のスティーブ・ツァング所長のコメントを紹介し、中朝は「利害が一致する」と指摘。中国は米国との貿易交渉で北朝鮮を交渉材料として利用でき、北朝鮮はトランプ大統領との2度目の首脳会談に向け中国の支援が必要だとした。また、北朝鮮問題で、中国が役立つ存在であることを米国に改めて認識させることが「中国の利益となる」と指摘。一方、北朝鮮側には中国に制裁の緩和を要請する狙いがあったとし、中国にエネルギー支援の拡大を求めていく可能性があるとの識者の見解を紹介した。

 米紙ニューヨーク・タイムズは9日、金氏の電撃訪問が、北京で開かれていた米中の次官級貿易協議の最中に行われたことを重視。「米中が貿易協議での合意に失敗した場合には、中国が、北朝鮮の非核化を含むトランプ政権の目的の追求を困難にさせる可能性があることを明確に印象付けた」と指摘した。また、金氏の訪問は、中国側が米国との貿易戦争の早期決着を求めていることの「明らかなサインだ」と言及。米国との対立激化で新車販売が低迷するなど中国経済は不透明感が増していると指摘し、中国側は、貿易交渉がさらに長期化して2月上旬に始まる中国の春節(旧正月)に向けた商戦に影響を与えることを懸念しているとの見方を伝えた。

 米国との非核化交渉で金氏は、米国が制裁を続ければ「別の道」を模索すると牽制(けんせい)。こうした北朝鮮のかたくなな姿勢は、貿易戦争の終結を目指す中国にとって「とても必要な交渉材料となる」と位置づけ、北朝鮮を巻き込み、米国にゆさぶりをかける中国に警戒感を示した。(ニューヨーク 上塚真由)

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