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【今週の焦点】存在感高めるAIIB、開業3年で93カ国・地域が加盟、中国主導、「質」伴わず

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北京中心部の金融街にあるAIIBの入り口=2018年7月24日
北京中心部の金融街にあるAIIBの入り口=2018年7月24日

 【北京=西見由章】中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)が16日に開業から3年を迎える。設立時に57カ国だった加盟国は、欧州や南米、アフリカにも広がり93カ国・地域に急増。存在感を高めた。

 投融資先の多くがアジアという意味で、日米主導で1966年に設立されたアジア開発銀行(ADB)は先輩格だ。だが、ADBの加盟国・地域は67にとどまる。AIIBは参加国の多くが「チャイナマネー」に引き寄せられた格好だ。

 中国紙、環球時報によると、昨年末までにAIIBが承認した投融資案件は13カ国の34件で、総額は75億ドル(約8140億円)にのぼる。昨年、地下鉄建設や農業用水整備に計19億ドルの融資を決めたインド向けが支援先では最大という。

 政治的に対立局面もあるインドに、中国がAIIBを通じて関係改善を求めた可能性がある。インドは経済を分けて考え、中国を手玉にとる戦術のようだ。

 中国やパキスタン、東南アジアのインドネシア、中央アジアのアゼルバイジャン、中東のオマーンなどへの投融資規模も大きく、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に重なる。アジアとその周辺はインフラ建設で巨額の資金需要がある。

 AIIB広報担当者、ローレル・オストフィールド氏は環球時報の取材に、AIIBの資本金だけでは今後の需要に対応できないとして、債券発行も検討していると述べた。さらなる規模拡大が急務のようだ。

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