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金正恩氏「中国バックに別の道選べる」とトランプ政権に見せつけ

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7日、訪中のため平壌で列車に乗り込み手を振る北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の映像。朝鮮中央テレビが8日放映した(共同)
7日、訪中のため平壌で列車に乗り込み手を振る北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の映像。朝鮮中央テレビが8日放映した(共同)

 【ソウル=桜井紀雄】中国の習近平政権は8、9両日、北京を訪れた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を盛大に歓待し、中朝蜜月を誇示した。米国との非核化交渉で金正恩氏は、米国が制裁を続ければ「別の道」を模索すると牽制(けんせい)しており、トランプ政権に北朝鮮の要求を無視すれば「中国をバックに別の道を選択できる」と見せつけた形だ。

 金正恩氏一行を乗せた車列が9日朝に向かった先は、医薬品工場やハイテク企業が集まる「北京経済技術開発区」だった。白バイ隊に先導され、開発区周辺も物々しい警備が敷かれ、いや応なしに目立った。

 金正恩氏は1日の「新年の辞」で、核開発との「並進路線」から経済建設に集中する新路線に転換したことを再確認した上で、「人民生活の向上」が最優先課題だと強調。自身の誕生日にぶつけた年始めの外遊でも「経済第一」の姿勢を行動で示したといえる。

 中国はこれまで北朝鮮に「改革開放」に進むよう再三促してきたが、金正日(ジョンイル)総書記は「改革開放」に強い拒絶感を示した。だが、息子の金正恩氏の代に入って中国式経済改革を実質的に取り入れ始めたと指摘されている。北朝鮮の人々は公式・非公式を含めて約3千カ所に上る市場で商品を売り買いし、「トンジュ」と呼ばれる新興富裕層の投資がマンションの新建設などを後押しする。

 国際社会の厳しい制裁下でも大規模な飢餓が起きない背景として、韓国の李鍾●(=夾の左右の人を百に)(イ・ジョンソク)元統一相は、新たな「圃田担当責任制」があるとの見方を韓国紙で示した。社会主義式協同農場と違い、個人に特定農地を耕作させ、取れ高に応じて分配するシステムで、生産意欲の高まりで収穫量が好転したという分析だ。

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