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インド「女人禁制」寺院 女性参拝めぐり対立拡大

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3日、サバリマラ寺院に女性が立ち入ったことに抗議し警察官ともみ合う人々=ニューデリー(ロイター)
3日、サバリマラ寺院に女性が立ち入ったことに抗議し警察官ともみ合う人々=ニューデリー(ロイター)

 【ニューデリー=森浩】インド南部ケララ州で、女人禁制だったヒンズー教寺院に女性が参拝したことをめぐり、反発する信者らによるデモが拡大している。印PTI通信などによると、警官隊と衝突が発生し、5日までに1人が死亡、174人が負傷した。国内でヒンズー至上主義が高まりをみせる中、伝統の保護と参拝の権利が対立している格好だ。

 寺院は州都ティルバナンタプラムのサバリマラ寺院。長らく「月経年齢」とされる10~50歳の女性の入場が認められていなかったが、最高裁は昨年9月、寺院に参拝を許可するよう求めた。

 最高裁決定に反発した信者と、支持するグループのにらみ合いが続く中、今月3日に女性2人が寺院内に進入。信者らによる抗議デモが州内に拡大し、バスが100台近く焼かれ、暴力行為に関係したとして1700人が逮捕された。

 モディ首相は抗議の拡大について「独自の伝統を持った寺院はいくつもある。最高裁の判断を読み込む必要がある」として、評価を控えている。モディ政権には、5月ごろに実施される下院選を前にして、国政与党インド人民党(BJP)の支持基盤であるヒンズー教徒の保守層を刺激したくないとの思惑がある。

 州与党であるインド共産党は、BJPと支持母体であるヒンズー至上主義団体「民族義勇団」(RSS)が「支持を拡大するためにデモを扇動している」と批判。対立は根深さを見せている。

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