PR

ニュース 国際

米新議会が召集 下院を民主が握るねじれ議会 

米下院議長に選出され、小づちを受け取り、笑みを見せるナンシー・ペロシ氏=3日、ワシントン(ゲッティ=共同)
米下院議長に選出され、小づちを受け取り、笑みを見せるナンシー・ペロシ氏=3日、ワシントン(ゲッティ=共同)
その他の写真を見る(1/2枚)

 【ワシントン=黒瀬悦成】昨年11月の米中間選挙を受けて野党の民主党が下院の多数を奪還した第116議会が3日召集された。共和党が引き続き上院で多数を握る「ねじれ議会」の中、この日で閉鎖13日目に突入した連邦政府機関の再開が喫緊の課題となる。下院民主党はまた、「ロシア疑惑」などを使って弾劾を視野にトランプ大統領を追及していく構えだ。

 新議会では民主党のペロシ下院院内総務が下院議長に就任した。ペロシ氏の下院議長就任は2007年1月~11年1月に続き2回目。上院では共和党のマコネル多数派院内総務が再任された(上院議長はペンス副大統領が兼務)。

 民主党が下院の多数党となるのは8年ぶり。上下両院の多数党が異なるねじれ議会は4年ぶりとなる。下院で少数派となった共和党はマッカーシー前多数党院内総務を下院院内総務に選出した。

 下院では続いて連邦政府機関の再開に向けた民主党の法案が提出された。法案は賛成多数で可決される見通し。

 法案は、メキシコ国境でのフェンスの構築費用などとして国土安全保障省に総額16億ドルを支出する一方、予算不足に陥っている農務省や内務省、商務省、司法省などの省庁に関し2019会計年度が終了する今年9月末までの予算措置を講じるとしている。

 ただ、トランプ氏は政府機関再開のための予算に「国境の壁」の建設費として50億ドルを盛り込むようあくまで要求。マコネル氏は同法案について「大統領が署名するはずがない」として通過させない意向を示しており、事態打開の行方は見通せない状況だ。

 与野党の議会指導部とトランプ氏は2日にホワイトハウスで対応を協議したが物別れに終わった。双方は4日に再び協議を行う。

 新議会の勢力図は下院(定数435)が民主235、共和199(1議席未確定)。上院(定数100)は共和53、民主(同党系無所属含む)47。議員の内訳では下院で女性が102人(うち89人が民主党)と史上初めて100人を突破。上院でも24人が女性となった。黒人は上下両院合わせて55人、性的少数派(LGBTQ)も10人を数えるなど「最も多様化した議会」と評されている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ