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「一国二制度」台湾に迫る 中国の習近平氏が演説

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「台湾同胞に告げる書」発表から40周年を記念する式典で演説する中国の習近平国家主席=2日、北京の人民大会堂(共同)
「台湾同胞に告げる書」発表から40周年を記念する式典で演説する中国の習近平国家主席=2日、北京の人民大会堂(共同)

 【北京=西見由章】中国が1979年元日、台湾に平和統一を呼びかけた「台湾同胞に告げる書」の40周年記念式典が2日、北京で開かれた。習近平国家主席は演説で「祖国統一は必須であり必然だ」とした上で、一つの国家に異なる制度の存在を認める「一国二制度」の具体化に向けた政治対話を台湾側に迫った。

 昨年11月の台湾の統一地方選では、台湾は中国の不可分の領土などとする「一つの中国」原則を認めない民主進歩党の蔡英文政権が惨敗。それを受け、習指導部は2020年実施の総統選に向け、硬軟織り交ぜた統一工作を強める構えだ。

 習氏は「平和統一、一国二制度」の基本原則を堅持する姿勢を示した上で、「二制度」の方策を模索する方針を表明。制度の具体化にあたっては「台湾同胞の利益と感情に十分配慮する」とし、私有財産や宗教信仰の自由などは「十分に保障される」と主張した。さらに「一つの中国」原則を基礎として、「台湾の各党派や団体」との間で中台間の政治問題や平和統一のプロセスに関する対話を実施する意向を示した。

 一方、習氏は「武器の使用は放棄せず、あらゆる必要な措置をとる選択肢を残す」と述べ、「外部勢力の干渉や台独(台湾独立)分子」に対しては武力行使を辞さない姿勢を改めて強調。蔡政権への接近を強めるトランプ米政権を念頭に「台湾問題は中国の内政で、中国の核心的利益と民族感情に関わることであり、いかなる外部の干渉も許さない」と牽制(けんせい)した。

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