ロシア南部でガス爆発、住民4人死亡 30人以上不明か
【モスクワ=小野田雄一】イタル・タス通信によると、ロシア南部チェリャビンスク州マグニトゴルスクのアパートで31日午前6時(日本時間同10時)ごろ、住宅用ガスが原因とみられる爆発が起き、アパートの一部が崩壊した。救助隊が住民とみられる4人の死亡を確認した。複数の被害者が病院に搬送され、重傷者もいるという。子供を含む家族ら30人以上の住民がなおがれきの下敷きになっている可能性がり、救助活動が続けられている。
事態を重く見たプーチン大統領は同日、政府幹部らを派遣、自身も現場入りした。現場には、救助ヘリコプターや災害救助犬などが活動している。爆発が起きたアパート一帯には120人が住んでおり、露非常事態省などがアパート住民の安否確認を進めている。
爆発発生当初には、700件を超す緊急通報が当局に入った。当局は、被害にあった住民らに対し、代替となる住居を提供する方針を示した。