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旧日本軍潜水艦慰霊碑「日豪共通の記憶、日本でも知って」

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豪州北部ダーウィンで、伊号第124の慰霊碑に黙祷を捧げるブレズナン氏(左)とルイス氏=12月15日(田中靖人撮影)
豪州北部ダーウィンで、伊号第124の慰霊碑に黙祷を捧げるブレズナン氏(左)とルイス氏=12月15日(田中靖人撮影)

 オーストラリア北部ダーウィンの海を望む丘に昨年5月、先の大戦の開戦直後に沈没した潜水艦「伊号第124」の戦死者を追悼する慰霊碑が建立された。建立した北部準州豪日協会のキャサリーン・ブレズナン会長=当時=(54)が産経新聞の取材に応じ、「日本の人々に、あなた方の先祖を尊敬し追悼していることを知ってほしい」と話した。

 ブレズナン氏らが慰霊碑の建立を計画し始めたのは4年前。昨年が旧日本軍によるダーウィン爆撃から75年に当たるため記念事業を検討していたところ、地元の歴史研究家、トム・ルイス氏(60)から「日本側の視点も加えるべきだ」と提案があった。

 ルイス氏は豪州海軍の潜水士時代に沈没船調査に参加した経験から1997年、伊号第124の書籍を出版した。同艦艦長の娘や旧日本海軍関係者への取材などを元にとりまとめた。

 同艦は42年1月、ダーウィン港の封鎖作戦中に米豪両海軍の爆雷攻撃を受け沈没。封鎖に失敗した日本軍は翌月、海軍施設への空爆に踏み切った。ルイス氏によると、船体はほぼ原形をとどめ内殻は密閉されており、潜水隊の指揮官以下80人の「全てが残されている」という。

 過去に何度か引き揚げの動きがあったが、77年に豪州初の歴史的沈没船に指定されて保護対象となり、部品の持ち出しなども禁止されている。

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