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米政権「良識派」は一掃…外交タカ派台頭か マティス氏辞任

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 【ワシントン=黒瀬悦成】マティス米国防長官による20日の辞任表明は、トランプ政権高官や閣僚らにも事前に知らされることのなかった突然の行動で、政権内部や議会では「想定外の事態」(議会関係者)として激しい衝撃をもって受け止められた。

 マティス氏は、ティラーソン国務長官(3月に解任)、マクマスター国家安全保障問題担当大統領補佐官(同)、ケリー大統領首席補佐官(年末に退任予定)らとともに、独断専行が懸念されてきたトランプ氏の政権運営を軌道修正する「良識派」としての役割が期待されていた。

 しかし、これらの閣僚はいずれもトランプ氏と政策方針などをめぐり衝突して次々と退場。マティス氏自身も、トランプ氏による性的少数者(LGBT)の米軍入隊を禁止する方針や宇宙軍の創設などに関し、本来は反対の立場でありながらトランプ氏に同調しつつも、同氏との溝は徐々に深刻化していた。

 トランプ氏の方針に抵抗感を抱きつつも、米軍を預かる責任感から「隠忍自重」の姿勢を貫いてきたマティス氏が今回、辞任に踏み切る決定的な一打となったのは、トランプ氏による「シリアからの米軍の全面撤収」の決定に伴い、米軍と一緒にイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦を展開していたクルド人部隊を事実上見捨てる状況に陥ったことだ。

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