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【新欧州分析】英MI6長官が明かす新時代の諜報活動とは

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 また、「英国ではすでに電話通信ネットワークの一部に『5G』が使用されているが、本格導入されると、ファーウェイの技術を監視することが困難になるため、すでに暗号を解読する英国の情報機関の政府通信本部(GCHQ)が試験的にチェックしている」と打ち明けた。

 その上で、「中国政府のデータ保護のアプローチは、われわれが考えられない規模で、彼らが利用者のデータを抜き取り、操作できることを意味する」と警戒を呼び掛けた。

■基本はヒューミント

 「サイバー攻撃の脅威が拡大している」。挙げたのは中国、ロシア、北朝鮮だった。

 ロシアがウクライナ侵攻の際に仕掛けた「ハイブリッド脅威」が英国の安全保障を脅かしているとして、「MI6は第4革命のハイブリッド時代にふさわしい第4世代のインテリジェンスに進化させている」と語り、現在は、(1)第一次大戦後の戦間期(2)第二次大戦と冷戦期(3)米同時多発テロ以降-に続く第4世代にあたると指摘した。

 そこでMI6はかつてなく英情報局保安部(MI5)、GCHQ、英国家サイバーセキュリティーセンター(NCSC)、さらにファイブ・アイズ諸国の情報機関などと連携してサイバー空間でパイオニアとなるよう技術革新に挑んでいることを明らかにした。

 MI6が目指すのは「旧来のヒューミントと呼ばれる人間による情報収集活動に人工知能(AI)やロボットなど最新技術を結合させた新たな諜報活動」だと言い切った。

 MI6が危機感を抱くのは、デジタル全盛時代に英国では、2014年開設した調査報道サイト「ベリングキャット」(危険を冒して猫の首に鈴を付けるという意味)などの民間メディアが、公開情報を収集・分析して機密情報に迫る「オシント」(「オープンソース・インテリジェンス」の略)手法をジャーナリズムに導入して次々に成果を上げているためだ。

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