PR

ニュース 国際

EU、イタリア予算修正を承認 赤字縮小、制裁手続きも見送り

Messenger

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)の欧州委員会は19日、巨額の財政赤字を計上して問題化したイタリアの2019年予算案をめぐり、赤字幅を当初の国内総生産(GDP)比2・4%から2・04%に引き下げた同国の修正案を承認したと発表した。欧州委はイタリアに対する制裁手続きの開始も見送る考えを表明した。

 イタリアの政府債務はGDP比約130%以上に上り、ユーロ圏ではギリシャに次ぐ第2位の規模。財政赤字の拡大とEUとの対立は金融市場の不安材料となっていたが、双方が折り合ったがことで市場の懸念も当面は和らぎそうだ。

 予算案の問題をめぐっては、イタリアの前政権がEUと約束した基準を上回るGDP比2・4%の財政赤字を、現在のコンテ政権が計上して欧州委に提出。これに対し欧州委はEUが定める財政規律への「深刻な違反」として修正を要求した。同時に制裁金も課せられる手続きを始める構えを示し、対立が続いていた。

 合意ではイタリア政府が赤字幅を縮小させることで譲歩する一方、欧州委もイタリア北部で8月に起きた高架橋崩落事故を踏まえ、インフラ資金の計上で一定の柔軟性を示して歩み寄った。

 欧州委のドムブロフスキス副委員長は19日の記者会見で「過去2週間の勢力的な交渉の結果、(予算案の問題は)解決された」と強調した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ