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風邪か呪いか…見過ごされるインドネシア結核患者たち

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アイシヤによる結核患者の支援活動を説明するマスリアさん(右)(大瀬二郎撮影/グローバルファンド提供)
アイシヤによる結核患者の支援活動を説明するマスリアさん(右)(大瀬二郎撮影/グローバルファンド提供)

 インドネシアで総数84万2千人と推定される結核患者のうち、半数近い約40万人が、まだ、診察も治療も受けられずにいる「ミッシング・ケース(見過ごされた患者)」という。いかに患者を探し出し、感染の拡大を食い止めるか。日本が資金拠出する国際機関の支援も受けながら、官民一体で対策が急がれている。

 「結核患者を見つけるたびに近くで暮らす人々を訪ね、罹患(りかん)していないか確認します」。スマトラ島のランプン州ハヌラで、保健所とともに支援活動をするイスラム教婦人団体「アイシヤ」のメンバー、マスリアさんが説明してくれた。

 インドネシア保健省に昨年報告された結核患者数は44万6732人。一方で疫学調査に基づく同国の推定患者総数は84万2千人といい、40万人近い潜在的な患者が見つかっていない。

 結核の咳(せき)を「ただのカゼだ」と考えたり、「だれかに恨みを買って呪いをかけられた」と信じたりして治療を受けない人もいるという。こうした知識不足が感染拡大に拍車をかける。

 治療を始めても、完治まで長い場合で2年。副作用を伴う薬を飲み続けるつらさなどから、途中で止めてしまう人も少なくない。

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