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ウクライナ正教会、新組織設立を宣言 露は猛反発

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15日、ウクライナの首都キエフで、新たに設立されるウクライナ正教会の総主教に選出されたエピファニー氏(右)とポロシェンコ大統領(AP)
15日、ウクライナの首都キエフで、新たに設立されるウクライナ正教会の総主教に選出されたエピファニー氏(右)とポロシェンコ大統領(AP)

 【モスクワ=小野田雄一】キリスト教の最大教派の一つ「東方正教会」の権威的筆頭、コンスタンチノープル総主教庁(トルコ・イスタンブール)が、ウクライナ正教会のロシア正教会からの独立を今秋に承認したことを受け、ウクライナ正教会は15日、分裂していた国内各派の主教らによる統一評議会をウクライナの首都キエフで開いた。評議会では、各派を統一した新たな正教会組織を設立することが宣言された。また、エピファニー主教(39)が新組織の総主教に選任された。イタル・タス通信などが報じた。

 ウクライナ国内の正教会をめぐっては、旧ソ連崩壊期までに、露正教会からの独立を求めるキエフ系、露正教会の影響下にあるモスクワ系などに分裂。現地メディアによると、エピファニー氏は、独立運動を主導してきたキエフ系トップのフィラレート総主教(89)の側近だという。

 タス通信によると、新組織設立を受け、コンスタンチノープル総主教庁は、ウクライナ正教会の独立に関するトモス(宗教上の決定文書)を来年1月6日に同正教会に交付する見通し。

 評議会にはウクライナのポロシェンコ大統領も出席し、「新たな教会には、プーチン(露大統領)も、キリル(露正教会総主教)も、ロシア政府や軍への祈りもない」などと述べた。

 一方、ウクライナ正教会の独立承認を不服として、コンスタンチノープル総主教庁との“交流断絶”を表明している露正教会は、モスクワ系の主教に対し評議会への不参加を呼びかけるなど、新組織設立に強く反発している。評議会に先立つ14日には、キリル総主教が、国連のグテレス事務総長やローマ法王フランシスコに、コンスタンチノープル総主教庁の決定は不当だとする書簡を送っていた。

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