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北朝鮮の人権侵害解決へ政府が国際シンポ開催

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拉致被害者全員の救出を目指して開かれた政府主催の国際シンポ。横田めぐみさんら被害者の写真が紹介された=15日午後、東京都千代田区(飯田英男撮影)
拉致被害者全員の救出を目指して開かれた政府主催の国際シンポ。横田めぐみさんら被害者の写真が紹介された=15日午後、東京都千代田区(飯田英男撮影)

 拉致問題解決を目指す政府主催の国際シンポジウムが15日、東京都内で開かれた。日本人拉致被害者の家族や、拉致疑惑がある米国人の家族らが北朝鮮のさまざまな人権侵害解決を迫るため、結束を呼びかけた。

 主催者挨拶で拉致問題担当相の菅義偉官房長官は「拉致問題はまさに正念場を迎えている。全ての被害者の一日も早い帰国実現に向け、あらゆるチャンスを逃さない決意で取り組む」と表明した。

 また、国連が北朝鮮の人権侵害を人道に対する犯罪と認定し、日本以外の世界各国でも拉致が実行された疑いがあると指摘。「日本の拉致被害は公式認定だけでも17人、可能性が排除できない事案が800件以上。重大で国の責任において解決すべき問題だ」と強調した。

 昨年に北朝鮮で長期間拘束され帰国後死亡した米国人、オットー・ワームビアさん=当時(22)=の父、フレッドさんは「日本の被害者家族と共感している」と発言。拷問などで脳に損傷を受けた疑いがあり「北朝鮮は長年、人質をとり、拷問し、処刑する行為を続けてきた」と厳しい表情で語った。

 2004年に中国で失踪した米国人、デービッド・スネドンさん=同(24)=の兄、マイケルさんは「全ての拉致被害者を帰国させ、抑圧に苦しむ北朝鮮の国民を含め皆が自由になるよう、努力していきたい」と訴えた。

 これに対し、横田めぐみさん(54)=拉致当時(13)=の弟、拓也さん(50)は「北朝鮮を人権、人道の罪で締め上げるべく、団結しなければならない」と応じた。

 シンポは特定失踪者問題調査会の北朝鮮向け短波ラジオ放送「しおかぜ」と政府の短波放送「ふるさとの風」が共同収録し、北朝鮮に向けて生放送もされた。

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