PR

ニュース 国際

北方領土返還めぐり露極東で抗議集会 住民ら200人参加 何者かの“妨害活動”も

Messenger

 【モスクワ=小野田雄一】ロシア極東のユジノサハリンスクで15日、北方領土(ロシア名・南クリール諸島)の日本への引き渡しに反対する集会が開かれ、露極東メディアによると、住民ら約200人が参加した。地元当局が実施を認めなかったため、集会は無許可で行われた。安倍晋三首相とプーチン露大統領が11月に領土返還協議の加速に合意して以来、ロシアでは数人による抗議行動はあったものの、数百人規模の集会は初とみられる。

 集会参加者らは市内中心部の勝利広場に集まり、「クリール諸島はロシアの領土だ!」「祖国を売り渡すことは国家の裏切り行為だ」などと訴えた。

 露メディアによると、集会の主催者側は事前に15日の実施を地元当局に申請。しかし当局は「15日は勝利広場で別の行事があり、22日に許可する」と説明した。さらに集会の主催者を名乗る人物からメディア各社に「集会は22日に変更された」とする文書が届いたが、“別の行事”やこの人物は実在しないことが判明した。何者かが集会を妨害しようとした可能性があるが、背景は不明。集会は22日にも実施される予定。

 北方領土返還をめぐっては、最大野党のロシア共産党のジュガーノフ委員長が今月、「返還後に米軍が駐留する可能性がある」として懸念を表明。最近の世論調査でも国民の7割超が反対の立場を示している。ロシア政府は国内世論の反応を見つつ、日本側と慎重に協議を進めるとみられる。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ