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メイ英首相 11日のEU離脱案採決を延期 「安全策」でEUと緊急会談 反対派説得に全力

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ロンドンの英下院で演説するイギリスのメイ首相(中央)=10日(PA提供=AP)
ロンドンの英下院で演説するイギリスのメイ首相(中央)=10日(PA提供=AP)

 【ロンドン=岡部伸】メイ英首相は10日、下院で演説し、11日に予定されていた欧州連合(EU)との離脱合意案の採決を延期すると述べた。与野党の反発が根強く、否決は不可避とみられ、メイ氏は「合意なき離脱」回避への対策をさらに進めるためと説明。最大の障害となっている離脱案の「安全策」(バックストップ)について議会で了解が得られるよう、13~14日にEU首脳会議が開催されるのを前に、EU側と緊急会談を行う意向を明らかにした。

 一方、EU欧州委員会の報道官は10日、「われわれは再交渉はしない」と改めて強調。離脱の先行きは一層、不透明になった。

 与党・保守党内で離脱案への反発がなお強く、11日に採決すれば否決の公算が大きいとメイ氏が判断。採決延期の上、EUから「安全策」で議会に拒否権を与えるなど何らかの合意を得て、反対派の説得を引き続き試みるもようだ。

 英国が来年3月29日に離脱するためには、年明け1月21日までに離脱案の議会承認が必要。英ガーディアン紙(電子版)は採決は来週の20日までか、1月7日以降に行われると報じた。

 議会では最大の懸案であるアイルランドと英領北アイルランドとの国境管理問題が、承認に影を落としたまま。問題解決まで、英国をEU関税同盟にとどめる、とした「安全策」に強い反発が続いている。

 11日に採決が行われて大差で否決されれば、保守党内でメイ氏への退陣要求が再燃するのは必至だった。

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