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メルケル氏後任の女性幹事長にかかる重責 保守派の不満強く

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7日、ドイツ北部ハンブルクで、保守与党キリスト教民主同盟の新党首に選ばれ、手を振るクランプカレンバウアー党幹事長(ロイター)
7日、ドイツ北部ハンブルクで、保守与党キリスト教民主同盟の新党首に選ばれ、手を振るクランプカレンバウアー党幹事長(ロイター)

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの保守系与党、キリスト教民主同盟(CDU)が7日に行った党首選で、メルケル首相の後任党首に側近のアンネグレート・クランプカレンバウアー幹事長(56)が選ばれた。「メルケル路線」をめぐり分断した党立て直しの重責を担い、その成否は欧州の行方も左右する。

 党首選では決選投票で、クランプカレンバウアー氏が約52%を得票し、メルケル氏に批判的な保守派が推す元連邦議会(下院)院内総務、フリードリヒ・メルツ氏(63)を下した。だが、有効投票999票のうち差はたった35票。二分する党内を映し出した。

 クランプカレンバウアー氏は7日夜、「党内は分断していない」と述べ、党内団結への不安払拭を図ったが、メルケル氏が敷いた中道・リベラル寄り路線への保守派の不満は強い。独メディアは「戦いは終わっていない」と伝えた。

 来年は欧州連合(EU)欧州議会選挙や重要な地方選挙が続き、党新体制は早速試練を迎える。右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党が勢いを保つ中、支持率が歴史的低水準の党勢を回復できなければ、保守派の不満が再び表面化。2021年の首相任期全うを目指すメルケル氏の政権運営に支障が出る恐れもある。

 欧州ではフランスのマクロン大統領も反政府デモで窮地にあり、EU離脱問題で揺れるメイ英政権の行方も不安視される最中だ。メルケル政権が揺らげば欧州のかじ取りにも影響が出る。

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