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【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】(48)「無法乱世」の大韓帝国時代

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 盗賊団が横行

 前回(47回)本欄に登場した「慰安婦問題のウソ」に抗議する韓国系アメリカ人の男性(88)の祖父は、地方の郡守(首長)を務めた名門の生まれだった。この祖父は、少年期を過ごした大韓帝国時代には苦い思い出しかない。

 当時、義兵と称しながら盗賊行為を働く一団が各地で跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)。裕福な家の子供を狙っては誘拐し、身代金をせしめる事件が相次いでいた。名門家の独り息子であった祖父は、「義兵盗賊」団から逃れるために毎夜、親類や小作人方に身を隠さねばならず、つらい思いをしたという。

 だから、1910(明治43)年の日韓併合で、大韓帝国が消滅したとき、祖父は、「これで『無法乱世』が終わる」と、随分ほっとしたらしい。そして、法治国家の重要性を改めて認識し、自分の息子を法律家にすべく、日本統治下で整備された高等教育機関に入れて学ばせている。

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