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【赤の広場で】ポスト・プーチンの行方

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ロシアのプーチン大統領の記者会見の様子=3月、モスクワ(AP)
ロシアのプーチン大統領の記者会見の様子=3月、モスクワ(AP)

 雪が降り続くロシアの寒さで冷えた体を温めようと、仕事後しばしば自宅近くのバーに飲みに行く。ロシア人から話しかけられることも多い。「プーチン氏の次は誰が大統領になると思う?」と話題を振ると、「それはロシア人全員が知りたいよ」と笑われたり、困った顔をされたりする。

 現行憲法上、プーチン氏は6年後の大統領選に出馬できないため、“ポスト・プーチン”の話題は既に露メディアでも散見される。先日も「あなたの退任後、ロシアはどうなるのか」と記者会見で尋ねられたプーチン氏が「なぜそんな急ぐのかね。私は当面どこにも行かないよ」と笑って答えたと報じられていた。

 2000年からのプーチン指導体制が20年近く続く中、ロシアはプーチン氏の判断なしでは何も決められない国になったといわれる。実際、プーチン氏の外遊や休暇中は行政の動きが鈍くなる。強権的な手法への反発は国内にもあるが、強い指導力は余人をもって代え難いのが実情だろう。

 バーの若い女性店員も「怖いけど、家族(ロシア)を守っている厳しいお父さんみたいな感じがする」と話していた。プーチン氏の根強い人気の一端を見た気がした一方で、父なき後の喪失感をどうロシアが乗り越えていくのか、人ごとながら気になった。(小野田雄一)

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