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【特派員発】台湾で中国国旗を掲げる統一派 「言論の自由」当局容認 台北・田中靖人

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 きっかけは、中国で非合法化された気功集団「法輪功」が101前で行う、中国共産党を批判する座り込みに対抗するためだった。だが、徐々に政治的な志向を強め、同心会は今や中国との速やかな統一を主張する「急進統一派」の一つとなった。

 張秀葉氏は「今の中国共産党は民生重視で経済は好調。それに比べ台湾は二大政党の政治屋がいつわりの民主主義をもてあそび、庶民の生活は苦しい。台湾は中国と統一してこそ将来に希望が持てる」と訴える。

 張秀葉氏が来台した1990年代中頃、「アジア四小龍」筆頭格の台湾の経済は好調だった。同時に、社会は96年の総統直接選挙を前に民主化の最盛期を迎えていた。だが、その後の3度の政権交代は、張氏の目には「経済成長の阻害要因」に映ったという。

 加えて、張秀葉氏の出身背景が台湾社会への不満を増幅させた。49年の中台分断後、台湾当局は87年まで第二次国共内戦の敵である共産中国との人的交流を制限。大陸配偶者の台湾在住が認められるようになったのは、92年からだった。大陸配偶者とその親族は、終戦から中台分断前後に台湾に来た大陸出身者「外省人」と区別され、主に東南アジア出身配偶者とまとめて「新住民」と呼ばれる。現在約35万人まで増えているが、居住開始から身分証の取得まで一般的な外国籍配偶者が4年間なのに対し6年間。高学歴者は少なく、給料や社会保障などで台湾人と待遇が異なる。張秀葉氏は「私たちは台湾では二等市民だ」と憤る。

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