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【特派員発】台湾で中国国旗を掲げる統一派 「言論の自由」当局容認 台北・田中靖人

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台北市の高層ビル「台北101」前で、中国の国旗を掲げる愛国同心会の所属員=11月29日(田中靖人撮影)
台北市の高層ビル「台北101」前で、中国の国旗を掲げる愛国同心会の所属員=11月29日(田中靖人撮影)

 台湾では、中国との統一を主張する政治団体が中国の国旗「五星紅旗」を掲げる場面に出くわす。世論の一部には掲揚禁止を求める声もあるが、当局は禁止は憲法が保障する「言論の自由」に反するとして掲揚を許容している。台湾で中国国旗を掲げる人々は、どのような立場で何を考えているのか。

急進統一派の象徴

 台北市の再開発地区、信義区にある地上101階建て高層ビル「台北101」。外資系高級ホテルや真新しいオフィスビルを眼下に望む展望台は、観光客が多数訪れる観光スポットだ。展望台の地上入り口前で、五星紅旗を手に持った蕭勤(しょう・きん)氏(75)が自作の歌を大声で披露していた。

 「中国人の英雄たちよ、立ち上がれ。大陸(中国)は素晴らしい」

 その蕭氏に通りすがりの女性(34)が怒鳴りかかった。「台湾の何が不満なの? あなた台湾人なの?」

 蕭氏は台湾生まれではない。中国南東部・江西省出身で、1995年に香港から台湾に移住した。政治団体「中華愛国同心会」の所属員だ。同心会の張秀葉(ちょう・しょうよう)秘書長(58)によると、同会に所属する数百人の大半が中国大陸出身者だという。張秀葉氏も上海出身で、「大陸配偶者」と呼ばれる中国人花嫁としてカナダ在住だった台湾人の夫と台湾に来た。張秀葉氏は2012年から五星紅旗を掲げる運動を始めた。

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